プログラマはもういらない

WixというサービスがFacebookでPRされていたので見てみました。

どうもプログラミングなしにWebサイトを構築できる(しかもHTML5で)というもののようですね。

しかも詳しく見てませんが、オンラインショップなんかも作れちゃう様子。

これはなかなか怖いことです。



Wixの仕組みがどうであるとか、信頼性がどうのという話はひとまずおいておいて、やはり自動化は業界的な流れなのでしょうね。

自分は某大手SIerのグループ会社ですが、親会社でも自動化のためのソリューションの開発に力を入れているようです。

自動化を進めれば、納期も短くなるし、品質も上がるし、良いことずくめですから、すすめるべきであることは間違いありません。



が、そうなると当然、プログラマ(PG)が必要なくなるわけです。

一番稼働がかかっていた=人を入れていた製造工程がなくなるわけですから、大規模システムでは数十人~数百人規模の人員削減となります。

それが日本中に広まったりしたら・・・・・・相当数の人が、仕事がなくなるわけですね。

その人たちはじゃあ何をしていけばいいのか。

開発下請けメインでやってきた会社は潰れてしまうのか。

考えなければならないことも多そうです。



自分は、今はPGとしての仕事が多いですが、将来的には設計からコンサル側に移っていくつもりです。

「職人」的なプログラマさんは生き残るでしょうが、そこまでの技術は持っていません。

プログラミングは趣味として続けていくしかないですかねー。



あと、自動化がより一層進むことによって、今後は「モノ」ではなく「価値」を売る必要が出てきそうですね。

これは今でも本来そうあるべきなのですが、どうしても作ることに労力を割かねばならず、「作れる」という「価値」を売っている面があるからです。

自動化が進めばだれでも作れるようになり、そこに価値がなくなる。

そうすると、次は「何ができるか」、「何を生み出すか」という「価値」が明確なもの、つまり「コンセプト」が明確なものが売れるのかもしれません。



一時期「なんでもできる」が売りの時代がありましたが、最近は「これしかできない」を売りにするものがたくさんあります。

キングジムがその手法でいろいろなヒット商品を生み出してますが、コンセプトを明確にしたほうが、使う側も理解しやすくていい。

携帯電話なんかはその真逆を行くものだと思うのですが、やはりiPhoneを見ると、コンセプトが明確で売れる。

プログラマは、これからは不要とされていきますから、「企画力」をつけて別の働き方を探す必要があるかもしれません。



話がいろいろ飛んでしまいましたが、個人的にはプログラマという職業に危機感を覚えているので、うちの会社も「開発力強化を!」とか言ってないで開発以外で売る方向にシフトしていってくれないかなぁと思っています。

時代に取り残されていくのはゴメンです。



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