個人開発でアプリを作るときに考えたこと1(何を作るかとか)

こんにちは。



個人開発で「セワシタ?」というアプリを開発しています。



セワシタ? - お世話を記録・共有できるアプリ

セワシタ? - お世話を記録・共有できるアプリ

  • Haruya Nakamura
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まだリリースから3ヶ月(2020年1月現在)ほど、ダウンロード数もようやく100を超えたところですが、何を考えてアプリを作ったのかを書いてみようと思います。






何を作るのか



始まりは曖昧に



まず、「とりあえず何かアプリを作りたい」と思ったときに、問題になるのは「何を作るのか」だと思います。



「個人開発したい」からスタートしてたりすると、どんなアプリを作れば良いのか、特にアイデアのない状態だったりすることも多いでしょう。



自分もはじめは「何を作れば良いのかなぁ」と漠然としていました。



とりあえず、自分が困っていることはなんだろうなと考えたときに、去年飼い始めた猫のお世話が、妻とうまく協力できてないなというところがありました。



まずは「ペットのお世話をなんかうまく共有する」という曖昧なイメージを決めました。



もうちょっと具体的に



次に、アイデアを具体化していきました。



「お世話に困っている」とはいえ、まったくできてないわけじゃないし、なんならだいたい妻がやってくれるのであまり(自分は)困ってない。



具体的にお世話で困ることは何かなと思ったときに、「あのお世話終わってる?」「今日うんちした?」「おやつあげたのかな?」というあたりの情報共有が課題でした。



二重にお世話しちゃったり、おやつ2回あげちゃったりも困りますし、ペットのお世話って小さな情報の積み重ねで体調を管理してあげないといけないので、「今日のおしっこ・うんちの回数や色形」みたいな情報を共有しておかないと、体調変化に気づけ無いかもしれないんですね。



二人でやってるとそれがあるかもしれないので、それを避けるためにもお世話の情報を共有し、一元管理したい、というのが見えてきました。



競合アプリ確認



このへんで、似たようなアプリはどんなものがあるのか確認します。



普通に「ペット」「管理」とかで検索して、でてきたアプリを片っ端からダウンロードして使ってみました。



結果、「ペットの管理」をするアプリはあるけど、「お世話」をメインに管理するアプリはなさそうだぞということがわかり、これで行くことに決めました。






今ならこう考える



初めてのアプリなので、まずは自分の課題解決をメインに考えましたが、実際問題「お金儲かるか」みたいなことも大事だと思うので、今ならこんな感じで対象を絞るかなと思います。



ゲームか、ツールか



まずアプリのジャンルとして、ゲームを作るか、ツールを作るかというところがあります。



正直、ゲームは技術的にも、センス的にも難しいなと思うので、自分ならツールを選びます。



あと、ゲームは「飽きられる」という可能性があるので収益面で行くと継続性が低く、継続して収益上げたいとなると常に新しいゲームを作るか、同じゲームに新しいコンテンツを提供し続ける必要があります。



これは個人開発としてはなかなか大変だし、スケールしづらいです。



その点ツールなら、ある程度の完成形ができたらあとはメンテナンスメインでよく、次のツールを作ることができるので収益の柱を増やしていくことができます。



こちらの方が個人開発には向いているのでは?と思います。



ゲームの一発あたったときの爆発力はすごいですけどね。どうぶつタワーバトルとか。



どんなツールか



どんなツールを作るかは、何で収益を得るつもりかにも影響してきます。



日常的に使うアプリのほうが、広告収入と相性がいいです。



そんなに日常的には使わないけど、スポット的に何度か使う可能性のあるアプリは、買い切り型の有料アプリが向いています。



セワシタ?」はクラウド利用が必須のアプリだったので、将来継続的に発生するコストを考えると継続的に収益を生む広告モデル or 月額課金モデルでの収益化が必要でした。



有料アプリで買い切りにしてしまうと、将来使われるほどに赤字になるという可能性もあるのでこの形は難しくなります。



クラウド利用などがなく、端末単体で利用可能なアプリであれば、買い切り型にするのでも問題ないですね。



何で収益を上げるか



上でもう書いてしまいましたが、収益の上げ方を検討する必要があります。



まぁ、個人開発アプリなんてそんなに収益上がらないのが普通なのですが、とりあえず「毎月赤字」みたいなことはさすがに避けなければいけません。



自分が作るアプリがどういうところでコストがかかるか(サーバーとか、自分の開発用の環境とか)を考えて、その分くらいは稼げるようにしないと、使ってもらうほどに損をするという悲しいことになります。



「とりあえず無料で出して、あとで広告でもつけよう」とかやることもできますが、たぶんユーザの満足度を下げるだけなので、最初から広告つけといたほうが良いです。



ちゃんと考えておきましょう。



通常、以下の3つです。




  1. 広告

  2. 有料

  3. 月額課金




有料アプリにはアプリ内購入っていうパターンもあります。



手を出しやすいのは広告ですね。



有料・月額課金は金額設定とか難しいし、有料にするとユーザーが厳しくなるという問題もあります。



個人開発者はとりあえず広告でスタートするのが無難な気がします。



競合アプリはあるか



たいてい、競合するアプリがあります。



あなたの考えつくアイデアなんてどっかの誰かが考えついてます。



とはいえ、悲観する必要はありません。



競合がいても、使ってみるとなんか使いづらかったりするものです。



多少差別化すればそれなりに使ってくれる人は現れます。



怖気づく前に作りましょう。



買わない宝くじは当たらないのです。






つらつらと書きましたが、何かしらの参考になれば幸いです。



あと、別途技術選定の話も書こうかなと思います。



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