個人開発アプリをリリースして4ヶ月くらい経つので前後の状況を書いてみる
「セワシタ?」というアプリをリリースしています。
昨年10月に最初のリリースをして、約4ヶ月が過ぎたので、どんな状況か、開発前はどんな想像をしていて、どんな所が違ったかを書いてみます。
アプリの概要
宣伝もかねて、簡単にアプリの概要を。
ペットのお世話を記録・管理をするアプリです。
「お世話」を中心に、家族同士のコミュニケーションやペットの健康管理のサポートをしたいと思い作りました。
お世話の実施状況やペットがどんな様子だったのかを記録し、家族で共有することが出来るので、共働きでみんなが家にいられない家庭でも、協力してお世話をしやすい環境を作ります。
開発前の状況など
自分は仕事もシステムエンジニアですが、普段は業務用のWindowsアプリ(クライアント・サーバーシステム)を作っています(C# & Java)。
モバイル開発経験は、以前SwiftでiOS向けの定型メール作成アプリを作ったことがありますが、通信が発生するタイプのアプリは作ったことがなく、まぁほぼ初心者でした。
ただ、何か仕事以外で楽しい開発がしたいなと言うのと、アプリ開発は上手くやれば儲かるらしい、と言うのを読んでとりあえずやってみようかと始めることにしました。
まぁ、作るものは違うけど、開発経験はあるし、「楽してコピペでイッセンマン!!」という思いがあったことは否定しません。笑
それに、「アプリって1度作って垂れ流しておけば、勝手にお金入ってくるんでしょ?最高じゃん」という浅はかな思いもありました。
開発開始〜リリースまで
そんな甘い考えで開発を始めますが、だいぶ苦労します。
まず、技術選定で「iPhoneもAndroidも一つで作れるらしいからReact Nativeにしよう」と安易に決めたのが良くなかったです。
いや、最終的には良い判断だったんですが、JavaScript開発の経験が無かったため、関数が変数に入るとか、非同期のpromiseとasyncの関係もよく分からず、初めは遅々として開発が進みませんでした。
とは言え、なるべく楽をするためにfirebaseを使ったりして、実装開始が6月だったので、4ヶ月ほどでリリースにこぎつけました。
この辺は、実務の経験でググる力が付いてたのが良かったなと思います。
リリース、そして伸びないダウンロード数
リリース前後にもまぁいろいろ分からずバタバタしたのですが、その辺は置いといて、リリースしたは良いもののまったくダウンロード数が伸びず焦りました。
ただ、これ当たり前で、最初からすげーダウンロード数なんて稼げるわけないんですよね。
一カ月くらいは週に1回くらいダウンロードされるかどうかでした。
そんなもんだと思って、あまり気をもまない方が良いみたいです。
ただ、一応この頃にレビューサイトにレビュー依頼したり、宣伝はいくつかしました。
お金は掛けてませんが、ここからの流入と思われる流れがそのあと少し増えてきます。
ダウンロード数100突破
12月くらいに入ると、ジワジワとダウンロード数が伸びていきます。
日に1〜4、多い日は二桁ということも出てきました。
これ、たぶんレビューサイト効果だと思います。
検索からの流入もあると思うんですが、レビューサイトからの流入もいくらかあって、そのお陰っぽいです。
かくして、1月入ってすぐに100ダウンロードを突破しました。
この時は、だいぶ嬉しかったです。
そして現在
年を越してからは、毎日継続してダウンロードされる状況になりました。
アプリの検索でもまぁまぁ早い段階で表示されるようになってきましたし、宣伝サイトの効果もあるのかなと思っています。
直近5週間で平均30ユニット/週となっており、総ユニット数で300も超えました。
月100くらいは増えている計算になります。
このペースで増え続けてもらえれば、広告収入もそこそこになりそうかなぁというところです。
(実は、ちょっとアカウント停止を食らっていたので直近の実績データがないのですが・・・)
思っていたのと違ったこと
さて、開発してみて思ってたのと違ったなーということを書いてみます。
1、すぐには儲からない
当たり前ですが、ユーザー数が増えなきゃ収益は上がらないので、一気にユーザーを増やす手のない自分にはすぐに儲けを出すのは難しかったです。
最近ようやく月数百円出る感じなので、そのうち上がっていけばいいなぁというくらいで、気長にやる必要がありそう。
2、Androidのダウンロードが伸びない
一応Android版も出しているのですが、全然ダウンロードが伸びません。
たぶんですが、AndroidはWindowsPCでアプリが作れるし、iPhoneアプリに比べて開発ライセンスも安いので、参入者が多すぎてアプリが過剰供給状態なんだと思います。
なので、まったく検索にも引っ掛からないから、ダウンロードもされない。
iPhoneアプリは何も宣伝していなくてもダウンロードされるので、多少お金かかってもiPhoneアプリの方が可能性は高いなと思いました。
3、全然完成しない
最初は、「こんなことができるアプリを作っちゃえばあとは寝てればいい」と思ってたんですが、だんだん「あ、これも出来たらいいな」「これもできないと不便じゃね?」というのが出てきてしまい、全然完成しません。
もう一つ最近作ったツール系アプリでさえ、まだまだ改善できるなぁという状況で、「完成だ!」と言えるものがいつまでたっても出来ません。
これはちょっと誤算でした。
自分がユーザーでもあるので、余計に使い勝手の悪いところとかが気になります。
もうちょっと小さいアプリから作るべきだったなと反省しています。
最後に
最後になりますが、個人開発のアプリづくりは正直簡単には儲からないです。
一部の超優秀な個人開発者の方たちはバリバリ稼いでいるのでしょうが、そうなれるのは一握りだと思います。
まずはお金メインよりは趣味・勉強をメインとして、「楽しく開発する」「マネタイズの勉強の一環」くらいの気持ちでやる方が良いかもしれません。
間違っても、実績もないのに仕事辞めて「これからはアプリ作ってがっぽがっぽ!」とかはしてはいけません!
ただね、とりあえず楽しいよ!!
皆さんの楽しい個人開発ライフに幸あれ。
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