これしかできない←→なんでもできる
一つのことをコツコツ続けるということは、しばしば賞賛される行いとされます。
職人的な、「これしかできない、でもこれなら誰にも負けない」というのは、姿勢が真っ直ぐでカッコよくもあります。
ただ、一つのことしかできないというのは、一般的にはリスクです。
サッカーしか出来ない人が、怪我をして途方に暮れるとか、仕事一筋だった人が退職してからやることがなくなり気力を失うとか、その柱が折れてしまった時にどうするのかというところがあります。
会社でも、事業が一つしかない会社は好不況の波に飲まれがちです。
ただ、じゃーなんでも出来るようになれば良いかと言うと、それもまた一本一本が細くなるのですぐ折れてしまう。
それでは意味がないわけです。
また、一本だけだとしても、それがすごく太くなっていればちょっとやそっとじゃ折れないわけです。
先の例だって、サッカーをプレイ出来なくても、コーチにはなれるかもしれない。
サッカー用具の開発でサポートすることも出来るかもしれない。
退職後だって、仕事の経験を活かして若手の育成をするなんてこともできる。
結局、大事なのは一本でも二本でもいいから、自分を支え続けられる柱を作れるかどうかなんでしょうね。
100人に一人の人材になり、それを二分野で達成すれば、100×100で10000人に1人の逸材になれる、なんて話がありますが、まさにこれが柱なのかなと。
一本で十分な太さに育てられないと思ったら、二本目を育てればいい、と。
さて、自分の柱はどんなかなぁ。
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