分からない人に分かるように教える
同じチームに後輩がいて、去年入ってきたばかりの子なのでトレーナーとしていろいろ教えています。
社会人のマナーから資料の作り方、当然SEなのでプログラミングとか技術系のことも。
その中でもやはり技術系のことを教えるのが難しいですね。
昔からある程度プログラミングに触れてきた子なら、下地があるので楽なのですが、まぁそんな子はなかなかいません。
全く知らないところからスタートすると、いわゆる「何が分からないのかが分からない」という状況になります。
さてそういうときにどう教えるかですが、僕はなるべく放置します。
「何が分からないのかが分からない」というのは、意外と何年経っても出くわす状況で、それを自力で越えられるかどうかが重要だったりします。
周りに頼れる人がいない時に、何もできなくなってしまっては意味がないわけです。
そうすると、「何が分からないのかが分からない」をまずは脱却しなければならない。
そのためには、「分かっていないことと分かっていることを整理する」ことが必要になります。
それらを並べた上で、どこから調べるか当たりをつけていく。
この時の当たりをつける箇所の探し方は、経験が物を言うのでアドバイスも可。
でも、今の状況を整理するのは、基本的な能力なので、体に染み込ませなきゃいけません。
なので、基本的には放置します。
放置して、悩ませて、分かってない状況で聞きに来たら「『何が分からないのかが分からない』じゃ分からない」と追い返します。
隣で見てて「あーここで悩んでるな、あれをこーすりゃいいのに」と思っても言わない。
スパルタです。笑
一通り整理がついたら(多少まだ雑なところがあっても)、そこから教えます。
自分の頭で悩まないと、仕事は身に付きません。
とはいえ悩ませてばかりでも仕事が進まないので、ヤバそうなときは手を貸します。
その辺のバランスが、まだまだ探り探りです。
自分の下についたからには、今後イチサラリーマンとして恥ずかしくないレベルの仕事ができるようになって欲しい。
その時ついでに、「あいつにいろいろ教わったのか、なるほどね」と周りの人に納得させられる自分でありたい(さらについでに人事評価も上がってほしい笑)。
何より彼が成長すれば自分も成長できるので、そのためにも頑張りたいですね。
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