「○○はもう古い!」という言説
上記記事をチラ見して。
といっても上の記事とは直接的には関係ありません。
「○○はもう古い!」とか「○○は死んだ」とかよくある言説で、特にIT系の人はこの話題が好きなようです。
まぁ確かに、新しいものがどんどん出てきて、それを勉強したらそっち使いたくなって、「○○はもう古い!」と言いたくなる気持ちはよくわかります。
僕も新しもの好きなので、「Javaはもう古い!」とか言ってScalaに行ってみたりしたい所ではあります。
��でも、Scalaのことは全然わかってません)
とは言えこの言説につきものなのが、あらゆる背景を無視していることが多いこと。
��再度申し上げますが、上で挙げた記事のことではありません)
「これからは関数型の時代だ!」って言ったって、関数型に不向きな処理も当然あります。
新しいものは便利な機能や既存技術の悪いところを直していることが多いので、優れている場合は多いですが、時と場合。
静的型付け言語がうんぬんなんて話も盛り上がってましたが、それだって使いドコロの問題。
万能な言語なんてありませんし、万能包丁は石は切れません。
足踏みミシンなんていまどき誰も使いませんが、電気がないときでも使えるというメリットが有る。
でも、「やっぱJava最高だわ一生Javaでいくわ」とか言うよりは、「Javaはもう古い!次はScala!」って言う人のほうが、前に進むことは出来る気がするんですよね。
もちろんJavaの技術を磨くことも重要ですけど、新しいものがあるということを知っている上でJavaを使い続けるのと、知らずに使い続けるのは雲泥の差です。
昔、Strutsの存在すら知らない人が生J2EEで書かれた社内フレームワークを頑張って使っていました。
それがまた結構バグが有ったので、いろいろ苦労していたのですが、Strutsを知っていればもうちょっと楽だったろうになーと思います。
結局はバランス感覚が大事なのだと思いますが、SEはアンテナを張ってなんぼなのではないかなと言う気はします。
自信を持って「○○はもう古い!」といえるように、もっと勉強して行かなければなと思う今日このごろです。
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