クイズに必要なこと
ちょっと「え、それどうなの?」と思う記事があったので。
ビジネスにおいて、割り算は大事だよって話。
ビジネスに割り算が大事(というか評価基準をきちんと立てることが大事)という点はまったくその通り。
どの基準で物事を測るかによって、ぜんぜん違う結果が出ます。
問題は最初のクイズ。
6÷2(1+2)=?
というやつ。
これの答え、9だとおっしゃる。
いやいや、1でしょと思った方。
数学好きな方とお見受けします。・・・・違います?
この問題のキモは、「2(1+2)」をどう解釈するか。
初めの2の後に×が存在するはずですが、省略されています。
するとこれは係数と考えられます。
��(1+2)は(2×(1+2))と捉えられるわけです。
そうすると最初の式は、6÷(2×(2+1))=1。
で、この記事を書いた人は恐らく、係数ではなくただの省略と捉えている。
そうすると、6÷2×(2+1)なので、3×3=9となる。
あくまでもどちらも、数式の捉え方の問題であり、場合によって"("の前の数字を係数とするか乗算記号の省略とするかは変わるので、どちらも間違いでないということになります。
��一般的には、カッコの前の省略は係数と捉えるものではないかと僕は思いますが・・・・)
この問題は、式の読み方の「前提」をきちんと定義していないと答えが変わるわけです。
イメージとしては、日本の文化を前提にクイズに答えたら、アメリカの文化を前提にした答えを言われたみたいな。
この手の問題(クイズ)は昔からありますが、クイズというのは必ず1つの答え(答えが複数としたらその1セット)が導き出せるものでなければならないと思います。
そのために前提は必要で、「前提が足りているかどうか」という視点が大事なように思います。
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