「Javaは出来ますか?」と聞くのは重要か?

言語知識を問われることは、SEなら多いと思う。

その時、Javaの案件だからといって「Javaの開発経験は?」と聞くのはちょっとずれているのでは、と思う。

もちろん、Javaが出来るに越したことはない。

でも、プログラミング言語のスキルって、もうちょっと幅広く見て考えたほうがいいのではないだろうか。



たとえば、関西弁の文章を書かなきゃいけない仕事があったとして、「3年間関西弁話しました!」という外国人と、「生まれてこの方広島弁です」という日本人と、どちらのほうが上手く書けそうだろうか。

さすがに年数に差がありすぎてあれだけど、まぁ普通に考えれば「日本語」に長けている方を採用するのでは。

プログラミング言語にしても一緒で、Javaができる、というよりも、「オブジェクト指向プログラミングができる」とか「静的型付け言語が使える」というレベルでスキルの高い人を探すのが筋なんじゃない?と思う。

そういう意味合いを兼ねての「Javaは出来ますか?」なのかもしれないけど。



なので、新しいプロジェクトに入るときに「C#は出来ますか?」って聞かれた時、「やったことないけど出来ると思います」って答えた。

もちろん入ったその日から即戦力という訳にはいかないし、未だにC#の文化に慣れない部分もあるけど、できている、と思う。

むしろ「Javaできます!」って言っていて、見てみたら全然オブジェクト指向じゃなかったって人もいます。

その時思うのは、「あなたが出来るのはJavaじゃなくて広い意味でのプログラミングですね」ということ。



そういう意味では、自分が「Javaができる」と自信を持って言うのってすごく難しいです。

それにSEに必要なのは特定の言語知識じゃなくて、「開発経験がある」ということと、「新しい言語でも習得することができる」ということなのではないかと。

どこにいってもなんでもできるようになります、っていう人になりたいです。



と、ここまで書いてでもこれって多分一部の会社の話なのかなぁとも思ったり。

SE派遣とかで行く場合は、「即戦力」を求められるから、「Java!」とか「Oracle!」とかに縛られるのかなぁ。



IT業界の「スキル」ってすごく曖昧だなぁと感じていますというお話。多分。



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